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米とユニバーサルデザイン


4月、日本介護食品協議会が創立20周年を迎え、ロゴが選定されるとともに20周年記念ページが開設されています。



同協議会が普及啓発を図っているユニバーサルデザインフードとは、日常の食事から介護食まで幅広く使える食べやすさに配慮した食品です。


噛むまたは飲み込む等の身体機能が低下している高齢者や要介護者は、通常の食品をそのまま食べた場合、喉に詰まるなどして重大な事故が起きるリスクがあります。


このような事故を避けるために細かく刻んだり、すりつぶしたりして食を提供することがあります。


しかし味が損なわれたり、見た目が悪くなったりするなどのデメリットがあります。

これが原因で食欲が失われ栄養不足となり、ひいては健康を害するリスクもあります。


このたび米つぶの形を保ち、かつおいしさを維持した軟化米飯を製造する技術が開発されました(特許第6733893号、特許権者食協株式会社、広島県。※)。


主食である米についてもユニバーサルデザインを実現する画期的な技術です。


米食を望む高齢者にとってメリットがあるだけでなく、日本と同じように米を主食とする国への輸出も期待できます。



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※詳細をお知りになりたい方は特許庁の開設した検索サイト

の「簡易検索」欄に「6733893」と入力して検索してみてください。

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